人をダメにする研究所について

ようこそ、「人をダメにする研究所」へ。

私たちは、真剣に、全力で、人がダメになる方法を研究しています。
もちろん、ここでいう「ダメ」は、社会的に終わるとか、身を滅ぼすとか、そういう類の“ダメ”ではありません。

そうじゃない。
ここで言う「ダメ」は、がんばりすぎる人が、ちゃんとしすぎる毎日から一歩引いて、
ふっと肩の力を抜けるような、そんな状態のこと。
ソファに沈み込んで「もう今日は何もしなくていいや」とつぶやける、あの感覚。
それを、私たちは“ダメ”と呼んでいます。

人間には「食欲・睡眠欲・性欲」という三大欲求があります。
でも、私たちは声を大にして言いたい——癒やされたいという欲求もまた、同じくらい根源的なものじゃないか、と。

食べて整うごはん、ゴロゴロするための空間、思考を停止できる漫画、ずっと触っていたくなる毛布。
現代人にとっての「癒やし」は、心と体をまっすぐにつなげる、生きるためのインフラです。

だから私たちは、日々探しています。
“人をダメにする”モノ、食、場所、習慣、考え方。
そして、「ダメでいいよ。」と安心して言える空気。

息を抜けるモノを紹介して、肩の力が抜けるような言葉を発信して、
「ちゃんとしなきゃ」から「今日はダメでいいよ」に人々をそっと誘導する。
そんな、地味だけど大切な研究を、今日も黙々と続けています。

人をダメにする研究所は、
“ダメになる”ことに、もっと正直でいられる社会を目指します。